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2009-09-15(Tue)

家なき人と家ある猫 その1

猫を飼っている人の多くがそうするのではないかと思いますが、わたしはキャットフードは近所のスーパーでは買わず、郊外とまでいわないものの、市の中心部からはちょっと離れたホームセンターかショッピングモールで買います。

そういう場所へはふつうの人は車で行くのですが、わたしは運動ついでに歩いて買いに行くようにしています。往復で小一時間かかるので、ちょうどいい距離なのです。

以前はこの道でよく猫に出合いました。

esplanade no nora 4

なんだかやせ細っていますが、これを見て、わたしは、ああ、あそこの猫だな、と思いました。この遊歩道にブルーシートで囲ったホームレスの人の住み処があり、その人が猫好きで、いつも数匹を飼っているのです。

esplanade no nora 1

キャットフードの大きな袋を抱えて、こういう人のまえを通り過ぎるのはなんだか気が引けるものです。よく考えると、理屈に合わないのですが、でも、やはり、足が速まって、できるだけ短時間で通ってしまいます。

でも、ある日、気がつきました。この人がなにを食べているかは知りませんが、猫たちは残飯などではなく、ちゃんとキャットフードを食べていたのです。

blue sheet tent
こういうところにレンズを向けるのはためらわれて、人も猫もいないときに一度だけ写真を撮ったことがあるのみ。写真真ん中あたり、荷物の端に青いトレイがあるが、これが猫用。

これはちょっと意外でした。この人は、コンビニやファーストフード店の廃棄品で生きているのではないでしょうか。でも、猫には買ってきたものを与えていたのです。ということは、空き缶や段ボールや古雑誌などを集めたかなんかして手に入れた小銭を貯めて、どこか(たぶんわたしが買っているのと同じホームセンター!)で買ってくるのでしょう。

とりあえず、どう感じたかをうまくいう言葉を思いつきませんが、つまり、人間というのは、ときとして、そういう考え方をするものなのだ、ということなのでしょう。意外ではありましたが、気持はわかるような気がします。

命をはぐくまなければいけない責任感と、働いてその費用を捻出している、という事実が、彼のくずれかけたゲシュタルト、いや、自我そのものを支えているのではないか――そのように考えれば、これはごく自然なふるまいに思えてくるのでした。
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テーマ : 猫と一期一会
ジャンル : ペット

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